グラスウールの優良施工

今回皆様にご覧いただきますのは、グラスウールの優良施工事例となります。



一目瞭然かと思いますが、画像の様な美しい施工を毎回されるビルダー様がいらっしゃいます。壁断熱材は間柱間柱間の部分が断熱材の幅が不足するので、間柱に更に間柱を抱かせることで隙間が出来ない様にされております。防湿層も柱の見付面にしっかりと留め付けされています。また、其々がピンとテンションを掛けて施工されています。グラスウールは非常に高性能な断熱材ではありますが、その施工状況が性能に直結致します。手間を惜しまず、丁寧に丁寧に施工する事が肝要です。

画像の施工をされたのは、長野県飯田市にある地域でも有名なビルダー様です。「さすが」と納得出来る一面を見せて頂けたと思いました。

HDアンカーの埋込長さの確認

この写真をご覧ください。何気ない写真ですが最も深い優良事例の一部として紹介させて頂きます。


最近は、機材の発達に伴ってスラブレベル表示を確認出来ないビルダー様もあります。在来工法の木造建物には、HD金物は必需品の金物として現場に納品されていると思います。(中には使用されないビルダー様もありますが)写真のHD金物は、ごく一般のスティック型のHD(25kN用)です。一般的な基礎の高さは、ベース天端から立上り天端まで350㍉が一般的な数値だと思います。25kN用のHDはコンクリートの埋込長さが360㍉必要になっております。つまり、ベース天端から10㍉スラブの中に埋め込まれます。

誰が見ても数字上の追い出し目視でも、スラブ内にHD金物が埋め込まれているのが判ります。このビルダー様は、HD金物付近に全てスラブレベルマーキングを行って、HD金物の埋込長さ不足が出ない様に考えておられます。異形アンカー等を使用されているビルダー様もおられると思いますが、確実な埋込長さをしっかり確認されて施工されていますか?HD金物は、建物の引き抜きが大きい所に事前に配置され、簡単にコンクリートから抜けてしまえば、建物の崩壊に繋がる重要な金物です。

今からでも間に合います。工事に重要な部分を見出し、施工方法やひと手間を注入することで、第3者の目線が簡単に味方になります。施工者責任の在り方が問いただされる時代に変革しています。一つの施工方法の配慮で、人に安心感を与えられます。

トラブル事例! ~わずかな油断が大きな結露トラブルに~

写真は壁に点検口をあけて中を撮影したもので、黒い付着物はカビです。お施主様からビルダー様に「壁クロスにシミが出来た」と相談があり、ビルダー様は雨漏りを疑い散水試験を繰り返しても原因がわからず、弊社に相談が寄せられました。

壁のシミは、結露により発生した壁内のカビがプラスターボードを突き抜けた事が原因でしたが、なぜ壁内でカビが発生したのでしょうか?

グラスウール断熱材は隙間なく施工すると同時に、湿気を含んで重くなった時に下がりを防止するために固定をしなくてはなりませんが、本建物はそれが守られず、いたるところに断熱材の隙間がありました。外壁仕上げを通過した太陽の熱は通常断熱材で軽減されますが、このように隙間があると熱が室内側に回り込み、内壁を通過した室内の湿気と触れ合うとカビが発生してしまいます。その後、断熱材を隙間なく施工し直し、2年が経過しましたがカビは再発していません。断熱材の隙間は、「これくらいなら」と甘く見ずに施工することが大切です。

ノロ付着による弊害

べた基礎の場合だとスラブと立上り、布基礎の場合だとベースと立上りを分けてコンクリートを打設することが一般的に多いと思います。スラブやベースを慎重に丁寧に打設しても、鉄筋にノロが付着してしまいます。付着したノロは、鉄筋とコンクリートの付着強度低下につながる場合があるので取り除く必要があります。

べた基礎の場合だとスラブと立上り、布基礎の場合だとベースと立上りを分けてコンクリートを打設することが一般的に多いと思います。スラブやベースを慎重に丁寧に打設しても、鉄筋にノロが付着してしまいます。付着したノロは、鉄筋とコンクリートの付着強度低下につながる場合があるので取り除く必要があります。付着強度低下以外にも、鉄筋が密に組まれている部分等では、固まったノロがコンクリートを流す妨げとなりジャンカ等の原因にもなり漏水などにつながる可能性もあり、注意が必要です。

【優良施工事例】転圧

今回皆様にご覧頂きますのは、基礎転圧状況の優良施工事例となります。ご覧頂いて分かります様に、ハンチ部分にもその意識が施工に表れております。自身の経験上ですが、この転圧に意識を感じる事が出来る現場は、大きな問題事例が出ない、又は出難い印象があります。

以前にもお伝えしたかと思いますが、基礎工程ではこの転圧とコンクリートのかぶり厚さに尽きるのではと考えます。逆に、そこが疎かになっている現場はその時だけでなく、その後もありとあらゆる不備が発生する傾向にある様に感じます。では、どうやってこの転圧を実現されているのでしょうか。答えは、適度な散水をしながら転圧を繰り返しているとの事でした。当然、基礎着工時に現場に仮設の水道の整備が必須となります。基礎着工時に電気も水もない状況・・・。

たまに聞かれる話ではあります。施工される職人の皆さんのパフォーマンスを最大限発揮できる様な環境作りは監督様の重要な仕事の一つと考えます。段取りが良く、現場で働く職人さんが気持ちよく働ける環境作りが、結果的に優良施工を呼び、互いの関係値向上と最終的にお施主様の満足に繋がる。

如何でしょうか。トライしてみる価値はございませんでしょうか。