現場環境の優良事例

最近、働き方改革が話題となっていますが、建設現場の環境の改善も大切です。


現場が汚いと現場管理ができていないように見えてしまいます。泥を現場内外に引っ張ってきたり、トイレが汚れていたり、ごみが散乱していたりする状態では、そこで働く協力業者さんのモチベーションが下がってしまいます。整理整頓・清掃・ごみ捨て等のルールを周知徹底して、良好な現場環境を維持することで作業者の意識が上がり、最終的には施工品質の向上、安全意識の向上に繋がっていくのではないでしょうか。

「時間を無駄にしない」大工さんの心意気

下の写真は、NEXTSTAGEが現場に訪問し監査を行っている時の一枚です。




監査に配慮していただき、作業を止めていた大工さんが、さりげなくPP袋を手にし、現場周囲のごみ拾いをされていました。この大工さんは、日ごろから習慣となっている行動のようで、現場を美化する意識、時間を有効に活用する意識の高さを強く感じました。

断熱工事の不備による通気の妨げ

1枚目の写真は、屋根と壁に吹き付けた発泡ウレタンが、通気層まではみ出し通気を妨げている事例で、2枚目の写真は、壁に吹き付けた発泡ウレタンの膨張により、防水シートを膨らませ通気を塞いでいる事例です。

↓ 1枚目

↓ 2枚目

 

ともに、壁通気を妨げているため通気層内の湿気を適切に排出できず、構造材や下地材、外壁仕上げ材などに不具合を生じさせる恐れがあります。根本的な解決にはなりませんが、外装を仕上げた後に吹き付け工事を行うと確認できなくなるため、外装仕上げ前に工事を行い、通気層をチェックしてから次工程に進めることが重要です。

筋交い仕口の緊結の不備事例

気付きにくい不備事例です。写真にある筋交い金物は、柱に取り付けることで認定されている商品なのですが、交差する横架材の高さに大きな差があり、横架材に取り付けられているため、筋交いの性能を十分に発揮できない恐れがあります。

 


筋交い端部が、柱ではなく横架材に接している場合は、構造的に問題がないか設計者に確認し、判断を仰ぐ必要があります。また交差する横架材の高さに大きな差があった場合には、同材を下端に取り付け高さを調整する方法で対処しているビルダーもありますが、優良ビルダーでは、このことを考慮して設計時に段差のできない計画をしっかり行っています。

面材耐力壁がわかるようにマーキング

写真は面材にマーキングし非耐力壁と耐力壁を明確にしている優良事例です。

 

 

面材の取り付けミスや図面との照合確認ミスの防止につながります。又、面材耐力壁は、強度を確保するためにむやみに開口をあけることはできず、大きな開口をあける場合は補強が必要になることがあります。マーキングは、面材に開口をあける職人に対して、施工ミスを防ぐ注意喚起にもなります。