施工精度の向上「石こうボードのビス留め」

石こうボードのビスの施工にも気を遣う住宅会社さんや大工さんが年々増えてきていると感じます。優良現場ではビスのピッチやヘリ空き寸法を守るため、色々と施工の工夫をしています。大工さんが自らビスの留め付け間隔に合わせて定規を作ったり、ビスの位置をマーキングできる専用工具を活用したりして、施工精度の向上を図っている事例です。

【定規を作り施工精度を高めている例】

【専用工具を使い施工精度を高めている例】

防湿フィルムの端部処理

防湿フィルム付きの繊維系断熱材を使用するときの防湿処理の方法として、①柱や間柱、横架材等の見付け面で30mm程度防湿フィルムの耳をかけ、かつ②ボード等で挟むか又は気密テープで留める必要があります。自社の現場では防湿処理の正しい施工方法を取られていますか?
※ご使用される断熱材の施工要領書ご確認ください

●下地を後付けしたことにより防湿フィルムの耳をかけがされていない不備事例

●精度が高くきれいに防湿フィルムの施工がされている優良事例

見落としに注意「防水テープの密着不良」

窓廻りは漏水事故の多い場所。下記は、窓上の防水紙が防水両面テープと密着していない事例です。

●テープの押さえつけを忘れ密着していない状態

●テープが下地と密着している正しい状態

テープの押さえつけを忘れたことが原因なのですが、材質が不透明な防水紙を使用する場合は密着しているか見分けにくいです。現場監督は見落とさないように確認してください。

面材耐力壁の施工のちょっとした意識の違い

地震力や風圧力に対抗する面材耐力壁は、面材を留める釘の種類とピッチを順守することで所定の耐力を発揮します。そのため、市販されている面材には、施工ミスの防止のために釘を打つ位置が記されているものが多くあります。



NEXTSTAGEが訪問させていただいていた現場を振り返ってみると、マークを意識して施工を行った現場の方が、マークを意識せずに施工を行った現場に比べ、釘の打ち損じや打ち忘れなどの不備が少ない傾向にあります。職人さんのちょっとした意識の違いが、現場の施工品質の差を生み出しているのです。

現場環境の優良事例

最近、働き方改革が話題となっていますが、建設現場の環境の改善も大切です。


現場が汚いと現場管理ができていないように見えてしまいます。泥を現場内外に引っ張ってきたり、トイレが汚れていたり、ごみが散乱していたりする状態では、そこで働く協力業者さんのモチベーションが下がってしまいます。整理整頓・清掃・ごみ捨て等のルールを周知徹底して、良好な現場環境を維持することで作業者の意識が上がり、最終的には施工品質の向上、安全意識の向上に繋がっていくのではないでしょうか。