トラブル事例! ~わずかな油断が大きな結露トラブルに~

写真は壁に点検口をあけて中を撮影したもので、黒い付着物はカビです。お施主様からビルダー様に「壁クロスにシミが出来た」と相談があり、ビルダー様は雨漏りを疑い散水試験を繰り返しても原因がわからず、弊社に相談が寄せられました。

壁のシミは、結露により発生した壁内のカビがプラスターボードを突き抜けた事が原因でしたが、なぜ壁内でカビが発生したのでしょうか?

グラスウール断熱材は隙間なく施工すると同時に、湿気を含んで重くなった時に下がりを防止するために固定をしなくてはなりませんが、本建物はそれが守られず、いたるところに断熱材の隙間がありました。外壁仕上げを通過した太陽の熱は通常断熱材で軽減されますが、このように隙間があると熱が室内側に回り込み、内壁を通過した室内の湿気と触れ合うとカビが発生してしまいます。その後、断熱材を隙間なく施工し直し、2年が経過しましたがカビは再発していません。断熱材の隙間は、「これくらいなら」と甘く見ずに施工することが大切です。