現場の安全対策「足場」

現場によって、足場の安全対策への配慮の差を感じることが多くあります。下の写真は、足場板の上に直行した状態で足場板が重なっており、上に重なっている足場板の固定がありません。


この場合、基本的には直行方向にも足場板の受材を設置するなどして固定すべきです。足場板が正しく固定されていない状態だと、不安定であり、雨天時や風の強い日などは滑落の事故につながる可能性があります。現場で事故が起こってしまうと、一番はエンドユーザー様にご迷惑をお掛けすることになってしまいます。「事故が起こってからでは遅い」ので、足場設置の事前計画も合わせて考えていく必要があるのではないでしょうか。

取り付け忘れ防止の工夫「マーキング」

プレカットで羽子板ボルトの位置に、穴はあけられているのですが、小さな穴の為見落としがちで、金物を付け忘れている現場を見かけます。大工さんが取り付けを忘れを防ぐため、ある現場では、あらかじめ羽子板ボルトの取り付け位置をマーキングスプレーで目立たせていました。 後戻りできないタイミングでチェックを必ずできればよいのですが、 現場に行くことができず、工事が進んでしまい、ミスを見つけた時にはもう遅かったとなることがあります。 ミスを見つけることは当然のことながら、ミスをさせない工夫をすることは現場品質向上には大事なことだと思います。

ひと手間から感じる、品質向上の意識「ボード貼り」

石こうボードの施工の優良事例の紹介です。ビスがボードの端部に寄ってしまうと、ボードが割れたり、表面の紙を破ったりして、ビスを留めつけてもボードを保持する力を発揮できないことがあります。そのため、ヘリ空き寸法を確保する必要があります。



あるビルダー様では、ヘリ空き寸法を意識して、墨出しをしてからビスを留め付けミスを減らしています。墨出しは必ずしも必要ではない工程なだけに、品質向上の意識がうかがえます。

施工のバラつきの改善「床束の接着剤」

床束を固定する足元の接着材の必要量は、メーカーの施工要領書に記載されていることが多くあります。しかし、いろいろな現場で施工を見ると、バラつきの多さを感じる部分でもあります。



施工面で考えると接着剤の量が少々多くても問題ないと思われますが、接着剤の量が少ないと場合は、トラブルにつながる可能性があります。又、量も大事ですが、接着する面積も接着力に影響を与えるので注意が必要です。
 ①一度だけで良いから、適正量を測り、正しく施工してみる
 ②その状況を、写真におさめ、監督さんや職人さんと情報を共有する

それだけで、大きくバラつきが改善できるのではないかと思います。

設備配管固定のチェックポイント「断筋」

写真は基礎立上りを撮影したものです。


既成品を用い貫通部のひび割れ対策を行っていて 一見、何も問題がない様に見えますが、よく見ると、立上りの横筋が切断されています。

リブレン等の既製品はひび割れの補強筋であり 断筋部分を補強するものではありません。そのため、断筋部分に対する補強筋を入れる必要があります。さらに、中基礎の立上り横筋の定着部分も切断されていて 定着長さが不足しています。定着部分を工夫して施工していれば切断せずに済んだと思われます。

鉄筋を切断する必要があるのかを考え、切断した場合には必ず補強筋を施工する。現場監督さん、業者さんはこの点に注意して施工及びチェックを行ってください。