見落としに注意「防水テープの密着不良」

窓廻りは漏水事故の多い場所。下記は、窓上の防水紙が防水両面テープと密着していない事例です。

●テープの押さえつけを忘れ密着していない状態

●テープが下地と密着している正しい状態

テープの押さえつけを忘れたことが原因なのですが、材質が不透明な防水紙を使用する場合は密着しているか見分けにくいです。現場監督は見落とさないように確認してください。

面材耐力壁の施工のちょっとした意識の違い

地震力や風圧力に対抗する面材耐力壁は、面材を留める釘の種類とピッチを順守することで所定の耐力を発揮します。そのため、市販されている面材には、施工ミスの防止のために釘を打つ位置が記されているものが多くあります。



NEXTSTAGEが訪問させていただいていた現場を振り返ってみると、マークを意識して施工を行った現場の方が、マークを意識せずに施工を行った現場に比べ、釘の打ち損じや打ち忘れなどの不備が少ない傾向にあります。職人さんのちょっとした意識の違いが、現場の施工品質の差を生み出しているのです。

現場環境の優良事例

最近、働き方改革が話題となっていますが、建設現場の環境の改善も大切です。


現場が汚いと現場管理ができていないように見えてしまいます。泥を現場内外に引っ張ってきたり、トイレが汚れていたり、ごみが散乱していたりする状態では、そこで働く協力業者さんのモチベーションが下がってしまいます。整理整頓・清掃・ごみ捨て等のルールを周知徹底して、良好な現場環境を維持することで作業者の意識が上がり、最終的には施工品質の向上、安全意識の向上に繋がっていくのではないでしょうか。

「時間を無駄にしない」大工さんの心意気

下の写真は、NEXTSTAGEが現場に訪問し監査を行っている時の一枚です。




監査に配慮していただき、作業を止めていた大工さんが、さりげなくPP袋を手にし、現場周囲のごみ拾いをされていました。この大工さんは、日ごろから習慣となっている行動のようで、現場を美化する意識、時間を有効に活用する意識の高さを強く感じました。

断熱工事の不備による通気の妨げ

1枚目の写真は、屋根と壁に吹き付けた発泡ウレタンが、通気層まではみ出し通気を妨げている事例で、2枚目の写真は、壁に吹き付けた発泡ウレタンの膨張により、防水シートを膨らませ通気を塞いでいる事例です。

↓ 1枚目

↓ 2枚目

 

ともに、壁通気を妨げているため通気層内の湿気を適切に排出できず、構造材や下地材、外壁仕上げ材などに不具合を生じさせる恐れがあります。根本的な解決にはなりませんが、外装を仕上げた後に吹き付け工事を行うと確認できなくなるため、外装仕上げ前に工事を行い、通気層をチェックしてから次工程に進めることが重要です。