「リフォームを考えているけれど、何から始めていいのか分からない」
そんな悩みを抱えている方は、決して少なくありません。
キッチンやお風呂、内装など選択肢が多いからこそ迷ってしまうのがリフォームの難しいところです。
そこで今回は、国土交通省の調査データをもとに、実施件数の多いリフォームランキング1位から3位を厳選し、下記の3点を軸に分かりやすく解説していきます。
- 費用の目安
- 工事内容
- こんな方におすすめ
「今の暮らしに本当に必要なリフォームはどれなのか」その答えを見つけるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、リフォームランキング1〜3位を発表!
まずは、国土交通省が提供している「令和6年度 住宅市場動向調査報告書」をもとに、実際に件数の多いリフォームランキングをご紹介します。
- 1位:リビング
- 2位:浴室
- 3位:外壁
※費用は工事内容や住宅条件により異なります。
この記事では、上記TOP3 のリフォームについて、基本的な情報を紹介していきます(参考サイト等は記事末に記載しています)。それでは、それぞれ見ていきましょう。
【1位:リビング】より快適に、家族が自然と集まる場所へ。
住まいの中心ともいえるリビングは、少し手を加えるだけでも暮らしの満足度が大きく変わる場所です。部分的な工事だけでも印象が大きく変わりやすく、費用対効果の高いリフォームとして人気もあります。
- 費用の目安
約50~150万円 - 主なリフォーム内容と費用
①壁紙・床の張り替え:約6~30万円
空間の雰囲気を一新でき、最も手軽なリフォームになります。
②間取りの変更:約50~200万円
壁を追加したり、なくして開放的にしたりでき、家族の動線を見直したりすることで使い勝手が大幅に高まります。
③床暖房の設置:約50~150万円
冬でも足元から暖かく、快適性と健康面を両立できます。 - こんな方におすすめ
・家族構成やライフスタイルが変わった方
・住まいの「古さ」「使いにくさ」を強く感じている方
・できるだけ費用を抑えつつ、満足度の高いリフォームをしたい方
・快適性や健康面を重視した暮らしを叶えたい方
・内装を変えるだけでも、住まいの印象は大きく変わります。
「まずは暮らしの印象を変えたい」「毎日使う空間を心地よくしたい」そんな方にとって、リビングリフォームは最初の一歩として最適な選択肢と言えるでしょう。
リビングリフォームをするうえでの注意ポイントなど、詳しく知りたい方はこちら
▶「理想のリビング」を叶えるリフォームの秘訣と安心対策
【2位:浴室】劣化による不安を一気に解消。毎日の入浴を心地よく。
浴室は、住まいの中でも劣化しやすい場所。寒さやカビ、汚れ、掃除のしにくさなど小さな不満が積み重なりやすく、放置すると安全面や健康面にも影響します。
だからこそ浴室リフォームは「不快」をまとめて解消できる満足度の高いリフォームとして選ばれています。
- 費用の目安
約60~150万円 - 主なリフォーム内容
①ユニットバスの全体交換:約60~150万円
断熱性・清掃性が向上し、快適さが一気に高まります。
②在来浴室からユニットバスへの変更:約65~150万円
寒さや水はけの悪さを根本から改善できます。
③在来浴室のままでのリフォーム:約50~200万円
既存の雰囲気を活かしつつ、設備や防水性能を新しくできます。
④浴室の移動・拡張・増築:約75~250万円
家族構成や将来を見据えた、ゆとりあるバスルームへ。 - こんな方におすすめ
・築15~20年以上の住宅にお住まいの方
・冬場の入浴が寒くてつらいと感じている方
・カビ・汚れ・掃除の負担に悩んでいる方
・水漏れや劣化など、トラブルの兆しが出ている方
・断熱性を高め、光熱費を抑えたい方
浴室は「快適さ」だけでなく、転倒防止やヒートショック対策など安全と健康に直結する重要な空間です。住まい全体のリフォームを考える際も、優先順位の高いポイントとして、早めの検討がおすすめです。
浴室リフォームをするうえでの注意ポイントなど、詳しく知りたい方はこちら
▶浴室リフォームの不安を解消!工事前から引き渡しまでの必須ポイント
【3位:外壁】見た目だけではなく、住まいを守るためにも重要
外壁リフォームは、家の印象を一新するだけのものではありません。雨風や紫外線から住まいを守り、耐久性・防水性を高める非常に重要なメンテナンスです。
将来的な大規模修繕や余計な出費を抑えることにもつながります。
- 費用の目安
約100~150万円 - 主なリフォーム内容
①外壁塗装:約60~180万円
外観を保ち、防水性を回復することに最適です。
②重ね張り:約130~220万円
既存の外壁を活かしつつ、耐久性を向上させます。
③外壁の張り替え:約150~300万円
劣化が進んでいる場合の根本的な改修です。 - こんな方におすすめ
・築10~15年以上の住宅にお住まいの方
・外壁のひび割れ・色あせ・剥がれが気になってきた方
・雨漏りが心配の方
・将来的な修繕費をできるだけ抑えたい方
・台風・大雨・強い紫外線の影響を受けやすい地域に住んでいる方
・家の印象を大きく変えたい方
外壁リフォームは後回しにされがちですが、建築全体の劣化につながる重要な箇所となります。大切な家を守るためにも、違和感を覚えた時点での早めの対応が何より重要です。
外壁リフォームをするうえでの注意ポイントなど、詳しく知りたい方はこちら
▶プロが教える!外壁リフォームのトラブル回避術
迷ったら3つの視点で整理!焦らず進めるリフォームの近道
ここまで、実施件数の多い人気リフォームを見てきましたが「自分の家はどこから直すのがいいのか」と感じている方も多いのではないでしょうか。
リフォームはやみくもに始めてしまうと、費用が膨らんだり、二度手間になったりすることも少なくありません。だからこそ大切なのが、優先順位のつけ方になります。
3つの考え方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 「外まわり」から内側へ、家を守る工事を最優先に。
リフォームを考える際に、最初に意識したいのが屋根・外壁などの住まいの構造や防水性能に関わる部分です。
外壁や屋根は、雨風や紫外線から家を守る重要な役割を担っています。ここが劣化すると、雨漏りや内部の腐食につながり、結果的に内部や設備まで傷めてしまう原因になりかねません。
そのため、外まわりに不安がある場合は、先に補修しておく必要があります。
「外から内へ」この順番を意識するだけで、後々の手戻りや無駄な出費を防ぎやすくなります。
- 「今、いちばん困っている場所」から考える
日常生活に支障が出ている箇所を優先するという考え方です。
使いづらさによるストレスや老朽化に故障、それによる安全面への不安。こうした積み重ねを放置すると、後から後悔することも。
「家の中で、今一番困っているのはどこか」という問いに答えるだけでも、自然と優先順位が見えてくるはずです。特に、リビングや浴室など毎日使う場所はリフォーム後の満足度を実感しやすいポイントでもあります。
- 設備の「寿命」を意識して、計画的に進める
もうひとつ押さえておきたいのが、リフォーム周期(耐用年数)を意識することです。
キッチン・浴室・外壁など、住まいの設備や建材にはそれぞれおおよその寿命があります。寿命を過ぎてから不具合が出ると、想定外の出費や急な工事が必要になるケースも少なくありません。
タイミングで計画的に進めておくことで、将来的な大規模修繕のリスクを抑えることにもつながります。
無理なく、後悔しないリフォームのために、悩んでいる方はリフォームの優先順位をこの3つをもとに考えてみてください。
「何から始めればいいかわからない」と感じたときこそ、焦らずひとつずつ整理していくことが、満足度の高いリフォームへの近道になります。
【参考サイト一覧】
- 「リフォームの内容と価格について」国土交通省
https://www.mlit.go.jp/common/000145917.pdf - 「リショップナビ」株式会社じげん運営
https://rehome-navi.com/ - 「不動産住宅サイト SUUMO リフォーム」SUUMO
https://suumo.jp/remodel/kanto/ - 「リフォーム事例と費用の相場」LIXIL
https://www.lixil.co.jp/reform/case/