いよいよ迫る!Japan Housing Quality Summit 2026の魅力 – NEXT STAGE

COLUMN

コラム

いよいよ迫る!Japan Housing Quality Summit 2026の魅力

  いよいよ、Japan Housing Quality Summit 2026が、来月の6月10日(水)に開催されます。全国からは、このアワードに挑戦されたビルダー様、そして改めて興味を持たれた新しい工務店様、また、業界あげて取り組むこのイベントを心より応援していただいている多くの後援企業の方々などが、毎年200名を超える規模で大阪に集結します。  

 業界においては、年々『受注を取る』という営業的側面も難しくなってきていますが、それ以上に『しっかり家をつくる』という製造的側面は、もっと難しい時代になってきたと言えるでしょう。様々なDXやロボテック技術は以前よりも徐々に普及したとはいえ、本質的な製造品質に対しては、このようなシステムだけでは抜本的な改善は難しいという事実が、今や露呈してきたのではないでしょうか。

工務店の生産性向上を阻むシステム化と施工改善の境界線 

 この経緯は、やはり建築資材の高騰における原価圧迫や、年々減少する技術者や技能者の環境などから、まずは社内の業務効率化や生産性を求めていくことに近道しようとする心境から、ある一定のシステム化が進んだと言えます。これは決して間違いではなく、付帯業務を効率化するための取り組みであれば大正解なのです。  

 しかしながら誤った捉え方としては、例えば製造を担う現場監督に、現場訪問回数を極端に減らさせ、主体業務をシステムで補おうとすることは、むしろ本業の製造に対して不良コストを拡大させたり、根本的な施工改善や技術的ナレッジの蓄積を先延ばしにしたりすることになります。その結果、本業の製造価値とのトレードオフを生んでいると言えるでしょう。  

 この製造品質というカテゴリーにおいての課題解決は、我々も以前から『製造ソリューション』と掲げる4つの視点として皆様方にお伝えしてきましたが、改めてお伝えすると、上記の『システム』は当然のことながら、『技能・技術』『知見・経験』『人』という、この4つの視点から並行して解決していかねば、製造に対する抜本的改善は果たせないのです。

現場監督の属人化を防ぎ社内ナレッジを共有する仕組み

 製造品質の向上を言い換えると、『プロセスコントロール』を如何に再現性高くマネジメントできる仕組みが持てるかと言っても過言ではありません。そのためには、日々の現場でのファクトをしっかりデータベース化し、その技術データから知見・経験としての社内ナレッジに紐付けなければなりません。また、再発防止のための正しい技術・技能を自社向けにマニュアル化したり、型化したりすることで、人が同じモノサシで仕事ができるプログラムマネジメント体系に近づけていけるという訳です。  

 上記の4つのカテゴリーを体感しながら実践できる機会が、実は今回のJapan Housing Quality Award 2026であります。  

 毎年、最優秀賞や優秀賞を受賞される企業様は、実は満点もしくは、満点に近いスコアで受賞されます。これは偶然ではなく、プロセスコントロールの実践から繋がっている成果なのです。

現場の手戻りを無くし自社の品質基準を徹底する人材育成

 我々の第三者ヒンシツ監査は、年間で約4万工程もの評価を実施していますが、前期の施工不備に対する平均指摘率が5.8%になりました。これは年間で「約2,320工程もの不備・手直しが発生している計算になります。さらに、これはあくまで「不備があった工程の割合(指摘率)」であるため、1つの工程内で複数の手直し(指摘箇所)が発生しているケースを含めると、実際の不備箇所数はこれを大きく上回る数になります。
 ※数値はすべて当社調べ(2025年度実績)

 こうした通常の監査物件に対し、アワード受賞現場では、不備指摘を最小限に抑えた状況を実現されているのです。『素晴らしい』の一言に尽きます。ほとんどの受賞企業様は、自社の品質基準をまず社内外に共有浸透させ、また同じモノサシでしっかり管理できる人材化のための教育や学習をしながら、プロセスコントロールを行っていることで成果に繋げられているのです。

賞の獲得ではなく住宅会社の本質的な競争優位性を鍛える視点

 中には毎年参加されてはいるのですが、アワードでの受賞ができずに翌年から離脱されるビルダー様も数社いらっしゃいます。必ずおっしゃるのは、『満点近く出さないと受賞できないから、来年は参加しません。』という理由です。この理由の裏側には、受賞企業としての冠欲しさに目的がブレてしまっている残念なケースがあるのかも知れません。  

 今年で3回目となるイベントですが、年々受賞企業の数が嬉しいことに増加してきています。単なる冠欲しさのための営業優位性のためのエントリー物件として捉えるのか?それともプロセスコントロールを試み、自社の製造力を鍛えるためのエントリー物件として捉えるのか?それは皆様方の判断ではありますが、製造力を鍛えるという点では、是非後者であっていただきたいと願っております。 

激変する住宅業界を生き抜くビルダーの製造力が問われる時代 

『建てれば売れる』という時代が終焉し、既に『つくるという実力』が希少価値となる本質の時代に突入しています。まだサミット会場にも少しだけ空きがあるようですので、よろしければ是非ともこの機会に受賞企業とのリアルな接点を持っていただき、新たな学びを得て、自社のこれからの地域での競争優位性にお役立ていただければ幸いです。会場で皆様をお待ち申し上げております。

 

-2023年4月よりエントリー受付開始-
全国の住宅事業者が集結し「製造力」を競い合うプレミアムアワード