ひと手間から感じる、品質向上の意識「ボード貼り」

石こうボードの施工の優良事例の紹介です。ビスがボードの端部に寄ってしまうと、ボードが割れたり、表面の紙を破ったりして、ビスを留めつけてもボードを保持する力を発揮できないことがあります。そのため、ヘリ空き寸法を確保する必要があります。



あるビルダー様では、ヘリ空き寸法を意識して、墨出しをしてからビスを留め付けミスを減らしています。墨出しは必ずしも必要ではない工程なだけに、品質向上の意識がうかがえます。

1年半前にお会いした大工さんの現場へ

上の写真は、最近撮影した耐力壁の施工状況を写したものですが釘を深く打ち過ぎることなく、精度高く納められています。同じ大工さんが一年半前に施工したものが下の写真になります。少しわかりにくいかもしれませんが、釘が深く打ち付けられています。




『釘頭が少し出るくらいで機械打ちをしたのち、手で打ち付けられてはいかがですか?手間はかかりますが、確実な施工ができますよ』とさせていただいたアドバイスを受け入れ、それ以降の現場では、実践されていたそうです。

「次に、あった時はパーフェクトにしておきますよ」と言われて「楽しみにしています」とお答えしたことを鮮明に覚えています。当時から、品質への意識が高さがうかがえました。今では、大工仲間の間でルールを決めていて、監査で指摘を受けたところは写真に納め仲間と情報共有をしているとおっしゃっていました。

住宅品質向上を目指す私共としては、できる事から少しずつ確実に実践し、良いものを作り上げる姿勢は尊敬でき、うれしく感じます。

 

業者様勉強会後の変化!

今回皆さんにご案内いたしますのは、現場監査導入時とその後の変化の例をご覧いただきます。



1枚目と2枚目の画像は、とあるビルダー様の現場監査導入時の施工状況です。全体的に砕石の転圧状況が不十分で、不陸も多く、防湿ビニールのシワや弛みが全般的に見受けられるような状況でした。砕石の転圧が不十分な為、サイコロスペーサーが沈み込んでしまい、スラブ筋に対して必要なコンクリートのかぶり厚さが不足しておりました。防湿ビニールには何か所も破れが見受けられる様な状態でした。この様な施工状態が導入後数件続いた為に、基礎工程を担当される数社の基礎屋さん達をターゲットに勉強会を開催致しました。NEXT STAGEの現場監査は、ダメ出しをしたくて監査をやっている訳ではありません。施工品質の安定と向上が目的です。何故、施工の品質が必要なのか。何が原因でそうなってしまうのか。何が出来て何が出来ないのか。出来ないのであれば、その理由はどこにあるのか。そういったところを皆で考えてもらいます。


最後に、こちらの画像がそのビルダー様の最近の施工状況になります。砕石の転圧状況は素晴らしく、不陸もほぼ見受けられませんでした。防湿ビニールの破れはしっかりとテープ処理が施されておりました。目に見えて施工品質の向上がわかります。これは業者さんだけの努力ではありません。ビルダー様も一緒に取り組んだ結果と考えます。こういった変化の根本は意識の違いにあります。どれだけ気付いていただくことが出来るか。

NEXT STAGEは今後もこういったビルダー様の品質向上のお手伝いを続けて参ります。

意識の変化

【コメント】

本日は監査導入後に見受けられました変化についてご案内いたします。

1枚目の画像では、基礎内に入る際の配慮がありました。
踏板を設置することで、一点に荷重が集中する事を避け、
沈み込みを防ぐ努力が見受けられました。
こうすることでスラブ筋下でのかぶり厚さ不足の対処が出来ていました。

2枚目の画像は、足場に上がるステップ前に設置されていた足の洗い場です。
不要な汚れを足場にあげない、現場を綺麗にしておこうという意識が感じられました。
どちらも監査導入後に見受けられた変化となります。
共通しておりますのは、ほんの少しの一手間かと思います。
自分達で明日から確実に出来る事から始めている所も共通点かもしれません。
監査導入後に見受けられる変化の正体は、『意識』や『思考』だと思います。
その変化した『意識』や『思考』が自ずと『施工』に反映され、
結果的に『品質向上』が具現化されるのではと思います。
自分達で出来る品質向上の為に、何から始めるか。
こういった事を参考に、明日から確実に出来る事から始めてみられてはいかがでしょうか。

「現場を見せる」それがお施主様の安心・信頼につながる

 【コメント】

弊社と施工品質の向上と安定を目指して一緒にお取組みされているビルダー様は全国に約500社おられますが、
施工品質を高い精度で「見える化」されているビルダー様はまだ少ないです。

その中で、鳥取県米子市にある株式会社 小田原工務店様は自社の施工品質の「見える化」を積極的に行い、
これから家づくりされるお施主様へ安心をご提供されています。

株式会社 小田原工務店様は現場監査を終了した後に発行される「現場監査記録書」を
お施主様にお渡しする用と自社用の2冊発行し、自社用はこれから家づくりを始める新たなお施主様へ
公開されています。
責任者の方にお話を伺ったところ、新規のプレゼン等で(お施主様に)お見せするそうで、
「内容をご覧になった皆さま、感心されます」とのことでした。

これからは、特に現場を透明化していくことが求められる時代になってきます。

弊社でも、より多くの日本全国のビルダー様と施工品質の向上と安定の具現化に一緒にお取組み出来ますように
全力でバックアップさせていただきます。