住宅建築業界にスタンダードな学習環境を!

この業界は特に、自分達の仕事をより探求していく上で、まず建築会社そのものに学習するという基本環境が整備されていないことと、学習をする必要性を現場実践そのものだけに頼らせてしまう風潮があることが今の大きな課題ではないでしょうか?これでは、社員達が学習するというヤル気を芽生えさせたいと思っても、結局何かあれば誰かに聞けば良いという安易な就業思考がより根強いてしまうことで、仕事に対する興味や関心までも奪い去ってしまうのです。働き方改革の原点には、この問題を避けては通れないのです。

学習の基本は、その物事に対して『何故?』という仕事の目的そのものを学び、更にその目的を理解した上で手段として考えながら実践していくことでスキルが積み上がっていくのですが、目的を軽視する中で実践を積み上げさせても全く身にならないのは何故でしょうか?その理由は、仕事の作業手順しか積み上がらないからなのです。

例えば野球というスポーツを事例にあげるとしましょう!投げる、打つ、守るという一つ一つの作業プロセスを仮に教えてもらって個人スキルがそれなりに磨かれたとしても、チームプレイとしての試合にはなかなか勝てません。それは、ゲームそのものの流れでの役割連携という前後が掴め無いこと、つまり対局が理解出来ないことで自分の役割る目的が見えなくなり、チームとしての連鎖が生まれ無いから勝てないのです。

施工現場も同様ではないでしょうか?1件の住宅を建てる場合、仮設工事から完工まで、20社以上の工種の職人達の個人スキルさえ高ければ、計画された住宅がしっかり建つという訳ではありません。むしろスキルが高い職人に限って、自分のやり方や納め方という持論の中で仕事が個々で進んでしまっているケースが多いのではないでしょうか?

例えば基礎であれば、鉄筋の継手寸法や定着寸法をただ覚えることも重要なのですが、何故、継手を取らないといけないのか? 何故、定着を取らないといけないのか?という目的を知ることが大切なのです。鉄筋は1本の長い材料として使えないことで、分断された鉄筋を繋いで1本とみなすための重ね継手寸法でありますし、鉄筋がコンクリートにしっかり引き抜けないように埋め込み寸法として定着寸法を設けている訳です。

鉄筋の特性、コンクリートの特性をまずしっかり熟知すれば、両者の特性が相反関係にあることが分かり、お互いの弱点をかばい合うことで鉄筋コンクリートが、本当に強固なものになることの本質を理解できます。だから施工方法に工夫が生まれ、新たな探求が根付きます。

その為にも、施工手順を理解してみよう!また、妥当な許容範囲を検討してみようという意思が芽生え始めてくるのです。現場管理者が、絶対に品質管理という仕事の役割が本当に大切なんだという思考に進化している建築会社は非常に少ないですが、そういう学習環境を風土として根付かせることが製造業の使命なんだと考えます。

我々NEXT STAGE GROUPは、2020年1月より、待望の住宅建築業界におけるクラウド学習環境サービス『ACRO5』をリリース致します。今までになかった住宅産業界の学習環境のスタンダードを目指し、「3カテゴリー」「21チャンネル」「約300番組」をリリース時にラインナップし、これからの学習環境整備を牽引していきたいと考えています。

2019年12月11日~13日に「東京ビッグサイト・青海展示棟」で開催される工務店支援EXPOで体感いただけますので、是非ともご期待ください!

 

住宅業界向けクラウド動画学習サービス

 

 

 

浴室ドア枠のビス締め

浴室のドア枠を固定するビスの施工不備事例です。

左の写真は下枠(敷居)を固定するビスの頭がつぶれて金属がささくれ立った例で、右の写真はビスが斜めに留め付けられた例となりますが、ともに裸足で踏みつけるとケガをする恐れがあります。完成現場のチェックを行うとこのような事例がよく見つかります。お施主様の目にも留まりやすいので、現場監督にはしっかりとチェックして引き渡しをしていただきたいポイントです。

 

基礎業者さんの品質に対するこだわりと工夫

下の写真はべた基礎の配筋を撮ったものですが、2点ほど優良な施工があります。

1点目が、スペーサーブロックより一回り大きなプレートを敷くことで、ブロックの沈み込みを防止し、スラブ鉄筋のかぶり厚さを確保できるように配慮しています。2点目は鉄筋の交差部分からブロックをずらして設置していることです。交差部にブロックを設置すると鉄筋との間に鉄筋1本分の隙間ができます。そこにコンクリートを流し込むと骨材が詰まり空隙ができる恐れがあります。基礎業者さんの品質に対するこだわりと工夫が良く見えます。

|A.C.U.|8月の開催報告

「現場管理者向け実践養成講座 A.C.U. 」を8月23日(金)・24日(土)の両日で、 第11クール6回目(東京会場)と第12クール2回目(大阪会場)を開催しました。

【東京会場 第11クール 6回目】

第11クールの最終日は、A.C.U.卒業生の特別講義や弊社代表の小村の講義となっています。半年間の講義を終え、受講者様からは「内容が良く理解できた」との喜びの声も多く「もっと長く受講したい」という声もいただきました。主催者としてもうれしい限りです。東京会場は、9月20日から新たな受講生を迎えスタートします。

 

【大阪会場 第12クール2 回目】

A.C.U.の2回目は、基礎工事、躯体工事、防水工事、断熱工事などの工程についての講義。現場写真を多く使い、言葉だけでは理解・イメージしにくいところも、しっかり伝わる講義となっています。講義が終わってからも、積極的に質問されていている受講者さんを見て知識を習得しよういう熱心さが伝わってきました。

 

●今後の開催日程
1回目   開催済
2回目   開催済
3回目   9月20日(金)/21日(土)  
4回目 10月18日(金)/19日(土)
5回目 11月15日(金)/16日(土)
6回目 12月20日(金)/21日(土)

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【お問い合わせ】
株式会社 NEXT STAGE  A.C.U.運営室
TEL:06-6809-3333
FAX:06-6809-3332
※メールでのお問い合わせはメールフォームをご利用ください。 →メールフォーム

NEXT STAGE GROUPでは全国数万件の施工管理実績と事例をもとに、我々しかできない独自の実践的プログラムをご用意し、現場管理者としての思考や実践的ノウハウを含め、次世代へ期待される現場マネージャーへの育成を目指しております。

気密パッキンの隙間

浴室下を基礎断熱仕様とする場合は気密パッキンの施工が必要となります。下の写真は、浴室廻りの土台下の気密パッキンに隙間が生じている施工の不備事例です。

基礎断熱仕様とする場合、浴室下は床下空間でありながら「屋内空間」扱いとなるため、湿気や冷気の流入を防ぐために隙間が生じないようにしなければいけません。「誰でも知っていることだろう」と思う方も多いと思うのですが、この目的を知らずに施工している職人は結構いらっしゃいます。不備を根本的になくすためには、気密パッキンを使うことが目的ではなく、隙間を作らないことが目的であるというところから職人に対して認知させていくことが重要です