|A.C.U.|4月の開催報告

「現場管理者向け実践養成講座 A.C.U. 」を4月26日(金)・27日(土)の両日で、 第10クール4回目(大阪会場)と第11クール2回目(東京会場)を開催しました。

【大阪会場 第10クール 4回目】

工事現場で発生する不備の要因は、職人のミスだけではありません。弊社の統計では、不備要因の1/3は「設計」にありました。今回は、建築に関わる法令や設計面で気を付けるべきことを学ぶとともに、配置図・平面図・立面図・基礎伏図・構造金物図・土台伏図を実際に用意し、図面上から問題点を読み解く演習を行いました。アンカーボルトの配置に関する課題では、正解を答えられた受講者さんは以外と少なかったようです。


●今後の開催日程
1回目 開催済
2回目 開催済
3回目 開催済 
4回目 開催済 
5回目  5月24日(金)/25日(土) 
6回目  6月21日(金)/22日(土) 

 

【東京会場 第11クール 2回目】
基礎工事、躯体工事、防水工事、断熱工事などの工程において、現場でチェックしなければならないことや優良ビルダーの施工事例などを多くの現場写真を参考にしながら学びました。施工に関する中身の濃いプログラムで覚えるべきことが多かったため、皆さん真剣に講義を受けられていました。


●今後の開催日程
1回目 開催済 
2回目 開催済 
3回目  5月24日(金)/25日(土) 
4回目  6月21日(金)/22日(土) 
5回目  7月19日(金)/20日(土) 
6回目  8月23日(金)/24日(土) 

 

【お問い合わせ】
株式会社 NEXT STAGE  A.C.U.運営室
TEL:06-6809-3333
FAX:06-6809-3332
※メールでのお問い合わせはメールフォームをご利用ください。


NEXT STAGE GROUPでは全国数万件の施工管理実績と事例をもとに、我々しかできない独自の実践的プログラムをご用意し、現場管理者としての思考や実践的ノウハウを含め、次世代へ期待される現場マネージャーへの育成を目指しております。

断熱工事の不備による通気の妨げ

1枚目の写真は、屋根と壁に吹き付けた発泡ウレタンが、通気層まではみ出し通気を妨げている事例で、2枚目の写真は、壁に吹き付けた発泡ウレタンの膨張により、防水シートを膨らませ通気を塞いでいる事例です。

↓ 1枚目

↓ 2枚目

 

ともに、壁通気を妨げているため通気層内の湿気を適切に排出できず、構造材や下地材、外壁仕上げ材などに不具合を生じさせる恐れがあります。根本的な解決にはなりませんが、外装を仕上げた後に吹き付け工事を行うと確認できなくなるため、外装仕上げ前に工事を行い、通気層をチェックしてから次工程に進めることが重要です。

筋交い仕口の緊結の不備事例

気付きにくい不備事例です。写真にある筋交い金物は、柱に取り付けることで認定されている商品なのですが、交差する横架材の高さに大きな差があり、横架材に取り付けられているため、筋交いの性能を十分に発揮できない恐れがあります。

 


筋交い端部が、柱ではなく横架材に接している場合は、構造的に問題がないか設計者に確認し、判断を仰ぐ必要があります。また交差する横架材の高さに大きな差があった場合には、同材を下端に取り付け高さを調整する方法で対処しているビルダーもありますが、優良ビルダーでは、このことを考慮して設計時に段差のできない計画をしっかり行っています。

面材耐力壁がわかるようにマーキング

写真は面材にマーキングし非耐力壁と耐力壁を明確にしている優良事例です。

 

 

面材の取り付けミスや図面との照合確認ミスの防止につながります。又、面材耐力壁は、強度を確保するためにむやみに開口をあけることはできず、大きな開口をあける場合は補強が必要になることがあります。マーキングは、面材に開口をあける職人に対して、施工ミスを防ぐ注意喚起にもなります。

『令和』という時代に、この産業が成し得なければいけないこととは?

5月1日より、新元号の『令和』が幕開けした。皆さまもご存知のように、7〜8世紀の奈良時代の日本最古の歌集としてまとめられた全20巻の万葉集の第5巻の『梅花の歌』から引用され、新しい時代への願いを『令和』という元号に表現したのです。

『令和』とは、「明日への希望と共に、日本人一人一人が大きな花を咲かせる」という深い想いを抱き、新たな時代への祈りと期待を持ち合わせることだとすれば、この住宅産業界においても、発注者のみならず、家づくりに関わる利害関係者全てが適正な利益を得て、各々の仕事という役割を認めてもらえたり、感謝をされたり、また仕事を通じて幸せになれる環境整備をしていくことが非常に大切なことであると思う。

家づくりとは、お客様にとって一つの新しいライフスタイルへの挑戦と覚悟なのである。その一つの大きな覚悟である家づくりを一つのプロジェクトとして捉えれば、やはり利益の源泉である建築現場のプロジェクトに関わる利害関係者全てが、各々の花を咲かせる為に仕事への誇りを持ち、周りから感謝をされる仕事であり続け、そして各々が仕事を通じて幸せになっていけることが、この産業にとって重要なことではないだろうか?

まさしく建築事業というものは、その一つ一つの現場のプロジェクトマネージメントを如何に成功させるかが事業使命であるということから、今この産業が抱えている働き方改革、品質向上、そして生産性向上などの実現を並行して抜本的改革へ結びつけていく為にも、実は第一優先的に取り掛かって頂きたいこのような風土改革そのものなのである。

そして業界環境整備が進んで行くことで、利害関係者と言われる職人や現場監督、様々なパートナーの方々の地位向上にも寄与し、個人の日々の遣り甲斐が明日への希望に導く原動力となっていくポジティブなマインドサイクルこそが、未来の若者に勇気を与え、家づくりへ参入すべく新たな流れが創出されるに違いない。

そんな現場環境を自社の価値にし、前線の営業部隊が率先して自社の強みを生かしたファンづくりが出来れば、製造の前線においてもその覚悟というものも少しずつ芽生えてくるであろう。

いずれにせよ、最後は自分が一番良ければいいのか?また、周りが一番良ければいいのか?という究極の選択肢が、自社の風土改革を大きく左右するのである。本気の風土改革を断行するならば、やはり後者である周りを一番に優先するという思いやりの環境を徹底的に根付かせることでしか、解決をするすべはきっとないだろう。