2018年度ACU第7クール 5回目を開催いたしました

弊社、NEXT STAGE GROUPでは全国数万件の施工管理実績と事例をもとに、我々しかできない独自の実践的プログラムをご用意し、現場管理者としての思考や実践的ノウハウを含め、次世代へ期待される現場マネージャーへの育成を目指しております。
 
この度「現場管理者向け実践養成講座【A.C.U.】」の2018年度第7クール 5回目が開催されました。

第5回目のテーマは、『実際の現場から、基本思考を意識し、気づきを見出す』です。初日は、実際に現場をお借りし、今まで学んだ現場管理視点を意識しながらの実践研修を実施。2日目は現場で気付いたことを発表し、品質向上・改善へ向けての意見交換を行いました。次回は第7クールの最終回となります。

【今後の開催日程】
第1回 2018年   1月26日(金)/ 27日(土)  開催済
第2回 2018年   2月23日(金)/ 24日(土)  開催済
第3回 2018年   3月23日(金)/ 24日(土)  開催済
第4回 2018年   4月20日(金)/ 21日(土)  開催済
第5回 2018年   5月18日(金)/ 19日(土)  開催済
第6回 2018年   6月22日(金)/ 23日(土)
 
【開催時間】
金曜日:13:30~17:30
土曜日:  9:00~12:00
 

事務局(お問い合わせ)
株式会社 NEXT STAGE  A.C.U.運営室
TEL:06-6809-3333
FAX:06-6809-3332
※メールでのお問い合わせはメールフォームをご利用ください。

「住宅研究所」というアライアンス構築の必要性

先日、東京の市ヶ谷TKPカンファレンスセンターで、「工務店がクレームを回避する為に技術研究所を持つ方法」と題し、株式会社e-ハウスプロジェクトの小坂代表の計いの中、各方面の見識者を壇上に、素晴らしいフォーラムが開催された。今回、このフォーラムに弊社も協賛企業としてバックアップさせて頂いたが、まさしく今の住宅供給環境には必要不可欠だと常々感じるのである。
 
我々は全国の建築現場の施工の現状を日々見せていただいている。以前のコラムにも書かせていただいたが、住宅品質は4つの品質の集大成であるとNEXT STAGEは定義している通り、施工の品質、設計の品質、維持管理の品質、そして企画の品質を奏でる必要がある。しかし近年、企画住宅が益々増えて行く中、どうしても住宅の商品企画の段階で、ある程度の基礎知識の中で意匠や性能などを安易に組み合わせたり、建材商社やメーカーからの商品PRをただ鵜呑みにして設計仕様を決めて行く傾向が高く、我々が現場施工の段階で不備として上がってくる要因の一つに、企画の段階からの根本的な不具合を目の当たりにする事も少なくはない。
 
工務店自らが、自分達が提供する市場にどんな家づくりを推進して行きたいのかのターゲティングをまず明確にし、その明確にした家づくりをしっかり築く為にも、一番家づくりで大切な主要構造部となる構造設計、そしてすまい手側の快適性だけでなく、その大切な躯体を傷めない為の性能設計を製造側の両面からしっかり検討し、それを精度高い。施工実現するための正しい部材の使い方から施工品質基準までを、計画段階から準備し、社内に網羅しておく必要がある。またそれを全社共有するためには、効果的な情報管理手段として、様々なクラウドサービスを駆使しながら、均等に確実に、着工前の義務フローから施工管理まで落とし込んで行かねばならないのである。
 
現在、このようなノウハウやリソースを内製化できる住宅会社が少ないだけに、我々を含めた各方面の見識者と共にアライアンスを組み、産業界の裏方の仕組みとしての何らかの団体を築いて行く事が急務であり、地域のつくり手を支えて行く必要があるのではないだろうか。さらにこのノウハウ構築には、既に市場に供給されている既存住宅の現状を日々しっかり分析できる環境と、その傾向やデータに基づいて、新築時の仕様改善が有効的に実施出来る充分なフィードバックの仕組みや体系が必要となるであろう。
 
NEXT STAGEは、このようなひとつのスキームを体系化し、そして牽引できるよう業界に呼びかけ、本質的なインスペクションのPDCAモデルをもっと積極的に活性化しながら、これからもチャレンジして行きたいと考えている。

見た目も意識した、職人さんの配慮[止水処理]

外壁を貫通するビスの止水処理はどのようにされていますか?
「ビス頭をコーキングで処理」「止水パッキン付ビスを使用」など止水という目的を果たすための手法は複数あると思います。今回、鹿児島県のビルダー様の一例をご紹介いたします。私共が、外装仕上げ材の止水処理の監査をした際、見た感じ外壁を貫通するビスの止水処理を行っているようには見えませんでした。現場の方に止水処理を忘れているのではないかと確認すると「見た目を意識して、ビスを打つ前にコーキングしている」との回答。どのような施工方法をとっているかがわかる写真を後でいただきました。



ただ止水の目的を果たすだけではなく、見た目にも配慮した、職人さんの意識の高さが伺えました。

設計者・施工者の認識不足/大臣認定耐力壁

壁量の計算で、告示仕様の倍率ではなく、大臣認定を受けた高倍率な耐力面材を採用している住宅が多く建築されています。大臣認定を受けた耐力面材は、仕様や施工方法がそれぞれ詳細に決められているのですが、そのことをしっかり認識せずに設計・施工をしているケースがあります。

例えば、耐力面材を使用した告示仕様では、1365㎜(4.5尺)の長さで耐力壁を計画することができても、一部の大臣認定を受けた耐力面材の中には、455幅(1.5尺)で使用が認められず910㎜(3尺)でしか計画できない商品もあります。

※継手間柱は45㎜×90㎜以上

使用方法を間違えると、必要な倍率を確保できず、構造的に問題となることがあります。自社で使用されている商品の仕様や施工方法を、見落としがないか、使用方法を間違えていないか、一度見返してみましょう。
木造の構造関係告示改訂で、高倍率の面材が追加になるので、今後は高倍率の面材も使いやすくなるのではないでしょうか。

熱橋補強の優良事例

金属が断熱層を貫通すると、屋外から屋内へ、屋内から屋外へと熱が伝わりやすくなります。この部分を熱橋(ねっきょう)と呼びます。木造住宅では、梁と梁を緊結するために取り付ける、羽子板ボルトが熱橋となる場合があります。熱橋部位が多いと、冬季間では、屋内から屋外へ熱が逃げ、室内の温熱環境に影響を与える他、室内側の金物の冷たくなることで、結露を起こす危険性も増します。

写真を上げさせていただきましたが、こちらの工務店さんでは、熱橋の対策をしっかりとっており、羽子板の外気側のボルト部分に発泡ウレタンを注入し断熱補強されていました。