現場で見た、ちょっとしたアイデア・工夫!

優良事例のご紹介です。下の写真は、コンクリート打設前の型枠施工状況を撮影したものです。よく見ると、アンカーボルトの先端にテープを貼っています。

これはアンカーボルトへのコンクリートの付着を防ぎ、次工程の作業効率を上げる目的で養 生したものです。安価で簡単にできる方法です。今回、注目していただきたいのは、養生することで現場でのけが・安全対策も兼ねているという点です。一つの作業で複数の目的を兼ねるアイデアや考えを実行に移す姿勢は、高い評価ができると思います。

2018年度ACU第8・9クール開催日程のお知らせ

「現場管理者向け実践養成講座(A.C.U. )」の2018年度 第8クール&第9クールの開催日が決定いたしました。今回は、大阪会場の他に初となる東京会場で開催します。

弊社、NEXT STAGE GROUPでは全国数万件の施工管理実績と事例をもとに、我々しかできない独自の実践的プログラムをご用意し、現場管理者としての思考や実践的ノウハウを含め、次世代へ期待される現場マネージャーへの育成を目指しております。

【開催日程】
第8クール〈大阪会場〉
第1回 2018年   7月20日(金)/ 21日(土)
第2回 2018年   8月24日(金)/ 25日(土)
第3回 2018年   9月21日(金)/ 22日(土)
第4回 2018年 10月19日(金)/ 20日(土)
第5回 2018年 11月16日(金)/ 17日(土)
第6回 2018年 12月14日(金)/ 15日(土)

第9クール〈東京会場〉
第1回 2018年   9月21日(金)/ 22日(土)
第2回 2018年 10月19日(金)/ 20日(土)
第3回 2018年 11月16日(金)/ 17日(土)
第4回 2018年 12月14日(金)/ 15日(土)
第5回 2019年   1月25日(金)/ 26日(土)
第6回 2018年   2月22日(金)/ 23日(土)

【開催地】
大阪 ※開催会場は別途ご連絡いたします。
東京 ※開催会場は別途ご連絡いたします。
 
【開催時間】
金曜日:13:30~17:30
土曜日:  9:00~12:00

【お申込期限】
大阪 2018年6月20日(水)まで
東京 2018年8月20日(月)まで

1クール15社単位の少数精鋭で実施しております。
第1クール~第7クールともご好評につき、お申込み期限前に定員となり締め切りいたしました。参加ご希望のビルダー様はお早めにお申し込みいただきますようお願い申し上げます。
 
詳細及びお申し込みにつきましては以下をご参照ください。
ACU ご案内・参加申込書 2018年度 第8・9クール(PDF)
 
【お問い合わせ先】
株式会社 NEXT STAGE  A.C.U.運営室
TEL:06-6809-3333
FAX:06-6809-3332
メールでのお問い合わせはメールフォームをご利用ください。
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事前計画の重要性

株式会社NEXT STAGEではビルダー様毎に基準を決めて、その通りに現場が出来ているか出来ていないかを確認する「現場監査」の業務を主に行っています。その中で、監査項目では判断が出来ない部分も数多く存在します。写真は、玄関部分の引戸部分の納まりになります。

玄関引戸を納めるために、引戸廻りの基礎をはつって玄関を納めています。結果、隙間が生じています。おそらく、玄関の仕様や寸法が決まっていないためにこのような状況が起こったと考えられます。この状況を見て、お施主様はどう感じるでしょうか? 「後で埋めるからいいのでは?」と思う方もおられるかもしれませんが、それはあくまでのビルダー側の都合です。このような状況を起こさないためには、事前計画が大切です。仕様をきっちり決めて、その内容を正しく設計図書に反映する。その内容を正しく現場で施工する。 このような当たり前の取組がだんだんとずさんになっている印象を強く受けます。

株式会社NEXT STAGEでは、このような内容からもビルダー様の課題点や問題点を把握して、一つずつから改善が出来るようにビルダー様と共に取り組んでいきます。

耐力壁の表記方法

最近、耐力壁の図面を良く目にし気になる事をEYEの記事に書かせて頂きます。金物図面には、耐力壁の倍率・取付位置の記載はされていますが、「真壁納め」や「大壁納め」と言った言葉の記載はあまり見かけません。

真壁納めや入隅部に納める場合は、受材(30以上×40以上)が必要になります。受材の使用方向を間違えると、写真の様な施工になります。面材の釘は利いていません。柱に金物が取付くと仮定すると、ほとんどの大工さんは金物を優先して受材をカットしたり受材の向きを変更されてます。それは、建築基準法の違反になります。必要な位置に必要な壁が無い事で建物に歪みが生じ、内外装に影響を及ぼす危険性も含まれています。
設計図には、金物位置は記載されていても、柱のどの面に取り付けるかまでは記載されていません。予め予測が付く問題点を事前に押さえておく事で、工程もスムーズに進むのではないでしょうか?

職人さんが、一番嫌うことは、後戻りと手待ちの状況です。購入者は、出来て当たり前の見方をしています。僅かな気づきが職人さんへの厚い信頼を生みます。事前準備を心構えることで、職人さんを守る事に繋がります。品質向上は、見た目だけではありません。僅かな気づきが、職人さんを動かしそして信頼を生み出し、最後に購入者の信用を生むのではないでしょうか。今からでも遅くありませんので、進行中の現場の受材を確認してください。

住宅事業のあるべき利益構造とは?

日本には、様々な事業がある中、この住宅産業の事業構造を種別すると、小売業でありながら製造業である。自動車業界や家電業界をみても、製造業としての製造利益と、小売業としての販売利益の二重構造となっている。しかしながら、建築事業は製造業としての利益だけで、製造以外に関する一切の費用については、利益転嫁出来ずに留まっている業界常識が、今や建築事業の限界利益となり、頭打ちとなっている。利益の前に、まず粗利率に対して着眼してみよう。
 
様々な産業界の製造業に的を絞って私なりに経済産業省のデータを調べてみると、売上総利益率【粗利率】は、製造業平均で22.3%となっている。これを規模別にみると、中小企業が24.9%、大企業が21.0%となり、中小企業が大企業を3.9ポイント上回っている。また、小売企業に的を絞って調べてみると、売上総利益率は、小売業平均で27.6%となっており、これを規模別にみると、中小企業が29.1%、大企業が26.4%となり、中小企業が大企業を2.7ポイント上回っていた。住宅産業も本来、この2つの利益構造を持ち合わせていかないとダメなのではないだろうか?わかりやすく例を上げて考えてみよう。
 
例えば、分譲事業のような業態であれば、土地の仕入れに対して販売に必要な小売粗利をプラスし、更に土地の上に乗せる住宅という製造粗利が二重になることで、 グロス的な発想で利益の出し方が検討でき、事業戦略によっては非常に高い収益を望め、また様々な投資戦略も活発になる。しかし一般建築請負業をしている地域の工務店事業をみてみると、住宅を製造する粗利の範囲で様々な販売活動から引渡し後のメンテナンスに対する経費までもその枠内でやり繰りしている。これでは正直、次への投資は厳しくなり、保守的な事業戦略になってしまうであろう。やはり住宅を販売したり維持管理をしたり小売としての役割と価値が明確になれば、販売やサービスに対する対価としての小売の粗利をしっかり産み出すことができるのではないだろうか?
 
しかしながら、現在の工務店経営の実態としては、販売に対する価値を産み出す以前に、分譲会社やローコスト住宅が提供する市場の土俵に取り巻かれ、どうやって受注していくかをまだまだ価格という視点からでしか検討出来ていない部分が沢山あると感じている。分譲事業と地域工務店事業は本来の事業目的が全く異なっており、分譲事業はいかに不動産戦略に価値を生み出し、地域工務店事業は本質的な住まいづくりという小売戦略に価値を見出さなければ、いけないのではないだろうか!販売価格とは、家単体のモノだけを示すものではなく、サービス価値そのもの全てでなければならない。
 
つまり、工務店事業の足らない部分とは、まず製造利益を最大化することを体質化し、そして提供するサービスに対する価値向上を本気で検討し、実践していくことが大切であるろう。顧客にとって、特別と言われる自社の得意を社内で探求し、その得意をピカピカに磨き上げていただきたいといつも願っている。結果、これがきっと真の地域ブランドに繋がるのだと確信している。