|A.C.U.|1月の開催報告

「現場管理者向け実践養成講座 A.C.U. 」を1月25日(金)・26日(土)に開催いたしました。今回は、第8クール6回目(大阪)/ 第9クール5回目(東京)/ 第10クール1回目(大阪)の同時開催となったため、過去最多の参加者数となりました。ありがとうございます。

【大阪会場 第8クール 6回目】
第8クールの最終日となり、A.C.U.で学び得た内容をどのように家づくりの品質管理に活かしいくかの実践検討と、A.C.U.卒業生からの現在の実践活動の報告など聞いて頂きました。


●今後の開催日程
全日程終了



【東京会場 第9クール 5回目】
実際の建築現場をお借りして実習を行いました。図面通りの施工が行われているかチェックを行うとともに、A.C.U.で学んできた現場視点を意識することで見いだせる、現場での気づきなどを体験学習して頂きました。


●今後の開催日程
1回目 開催済
2回目 開催済
3回目 開催済
4回目 開催済
5回目 開催済
6回目   2月22日(金)/23日(土) 



【大阪会場 第10クール 1回目】
第10クールのスタートとなり、受講者自己紹介の後、現場監督に求められる「コミュニケーション力」「現場力」について講座、翌日は住宅建築の基礎知識や構造・防水・断熱の仕組みについての講座を受けて頂きました。


●今後の開催日程
1回目 開催済
2回目   2月22日(金)/23日(土) 
3回目   3月22日(金)/23日(土) 
4回目   4月26日(金)/27日(土) 
5回目   5月24日(金)/25日(土) 
6回目   6月21日(金)/22日(土) 



「申込み締め切り間近」

3月スタートの第11クール(東京会場)の申込み締切は2/22(金)となっています。
 詳細及び参加申込書はこちらになります。
ACU ご案内・参加申込書 2019年度 第10・11クール(PDF)


【お問い合わせ】

株式会社 NEXT STAGE  A.C.U.運営室
TEL:06-6809-3333
FAX:06-6809-3332
※メールでのお問い合わせはメールフォームをご利用ください。


NEXT STAGE GROUPでは全国数万件の施工管理実績と事例をもとに、我々しかできない独自の実践的プログラムをご用意し、現場管理者としての思考や実践的ノウハウを含め、次世代へ期待される現場マネージャーへの育成を目指しております。

業界の歴史を辿ると、未来を真剣に考える環境整備が見える

これからの住宅市場において、いつの時代も様々な未来のデータ分析が予想されて行くのだが、ただこんな時代に来ても、まだ新築着工数やリフォーム市場に対して数の予想を中心に指針化してしまうのは、まさしく昭和40年代からの住宅5ヶ年計画の思考の名残りとも言えるのではないか。

高度経済成長期に、あらゆる層の所得者に対して新築住宅の供給を促進させた住宅5ヶ年計画の行く末には、ローコスト住宅普及を台頭に、国民所得の上昇から国民が快適な暮らしを求め出し、そしてそれを叶える新建材がどんどん普及し『快適』というキーワードから高気密・高断熱化にシフトしてきたのであった。その結果、何を引き起こしたのか…。シックハウス症候群や化学物質過敏症などの健康被害が広まったことだった。

F★★★★建材使用義務というホルムアルデヒド規制を余儀なくされ、そして気密化がどんどん進むことで、換気や火災報知器の義務化まで国は進めてきたのである。気がつけば、今や花粉症のような現代病が当たり前になったのは、皮肉にも空気環境変化に伴う事象が原因だったと思う。

なんといっても数を追う国策に対して残された底辺の遺産は、『住宅瑕疵』と言われる恐ろしい製造欠陥問題だったことを皆さん、覚えているでしょうか?実はそんな社会問題から2000年には、品確法が生まれ、追って住宅瑕疵という問題を民間保証という枠組みから国は外し、瑕疵担保責任履行という顧客保護視点から国が事業者に対して強制的に担保させ、現行の瑕疵担保義務に踏み切ってきたのであった。それが今、皆さんが加入している瑕疵保険なのである。

そして人口は減少に転じ、世帯が減り新築着工減を睨んだ国は、とうとう住生活基本法を打ち出したのだった。簡単に言えば、『量から質へ…』という政策転換である。ここからのモードが、これからの未来への政策原点であり、ひとつの覚悟ではなかったのだろうか?

今の現場環境では、すでに材工分離された職人の手間代は、弟子の雇用を守りきれない最低ラインまで底値化し、それに伴ってなり手の問題が課題となり、今や目減りする労働環境に対して、本質的な地位向上に結びつく取り組みすらない。輪をかけて国は、更なる安全な構造設計やしっかりとした性能住宅を推進して行くといった国策に対しても、全く製造現場改革がおいつかず、これから外国人労働者に門戸が開いていったとしても、厚化粧した素肌には、すでに角質だらけの酷い姿と化しているのである。

今年で平成が終わる…。新しい歴史の幕開けには、本当に考えていかないと行けない問題が見える。空き家の増加や建物の資産価値に対する考え方については、国の政策根本から矛盾しているだけに、我が国における高齢化や少子化の課題、さらには住宅そのものの資産価値に対する課題を含め、根っこから向き合っていかないといけないのではないだろうか。

特に空き家の増加については、現在、過半数が賃貸物件である。まだこれからも賃貸物件を供給し続け、空き家増殖化運動でも国は推進していくのか。それどころではなく、空き家自体の不動産所有者が不明である物件も2割を超える勢いであり、まさしく少子化という社会問題から生み出される相続課題は非常に根深い。世間というものは、きっとそんな甘いものではなく、薄っぺらな中身は必ず身を滅ぼすという過去の経験を、日本は初心に帰って学ばないといけないのではないだろうか。

床断熱材の設備配管貫通部の隙間

写真は、大工が床の断熱材を施工した後、設備業者が断熱材に穴をあけ配管を設置した状況です。配管廻りに隙間ができ、断熱欠損の状態になっている事例です。断熱に対して意識が高いビルダーに限らず、隙間に発泡ウレタンを充填する等の断熱補強は、今では一般的に採用されています。

現場の泥汚れ防止(優良事例)

木造の集合住宅を建築している現場です。仮設トイレに行くまでの通路にコンクリートを打っていました。集合住宅ということもあり沢山の職人さんが出入りし、トイレの使用率も高くなります。土の上を歩かないで済むため、現場の中へ汚れを持ち込むことを減らすことができます。ビルダー様の品質への配慮がうかがえる事例でした。

土台貫通部の気流止め(優良事例)

基礎内の床下換気を行う方法として、床下換気口を設けず、基礎と土台の間に入れる通気パッキンで行う物件が多数を占めています。ホールダウンアンカーを貫通させるために通気パッキンや土台に穴をあけますが、ホールダウンアンカーの径より大きな穴だと隙間ができ、通気パッキン→土台を経由して壁内へ空気が浸入する恐れがあります。写真の現場では、気流止めの目的で、ホールダウンアンカーの土台貫通部の隙間をシーリングで塞いでいました。