NEXT DOOR

『受注の裏側には、職人離れの危機が潜む』(2)

前回は、現場からの職人離れの加速について少し触れたのだが、新築が年々減少していくと言えども、まだまだ事業者の受注に対応していける職人の引き当てバランスは安定していかないのである。

よく様々な専門紙にも、1棟あたりの職人の引き当てに関する統計なども出されたり、また現場監督一人あたりの適正な現場管理棟数などの目安も目にする。

しかし実際の現場では、建築会社がどの職人にどれくらいの仕事量をどこまで管理させるのかという、具体的な仕事の役割と責任が明確に分解されていないし、また現場監督に契約から着工までの社内業務にどれだけ関与させているかで、適正な管理棟数配分は求められないのである。

先ず現場を進める上で今、大切なことは全ての事前計画にある。

工期中のムダやムラには、直接的に現場監督の管理スキル等も確かに挙げられるが、実は会社が指示している工期そのものの適正化や、着工するまでの設計業務やコーディネート業務、営業活動の段取りに大半、紐付いていることを忘れてはならない。

つまり、契約したお施主様との契約内容をしっかり履行する為のプロセス管理として、いわば契約から着工までの会社の業務工程管理が根本的に杜撰であることが、結果、工事着工後の現場管理へのしわ寄せになっており、現場段取りの悪さに繋がっている。

会社トップが早くここにしっかりと関与し推進していかない限り、職人達はこれからもどんどんその会社から離れていくに違いない。

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