耐力壁の表記方法

最近、耐力壁の図面を良く目にし気になる事をEYEの記事に書かせて頂きます。金物図面には、耐力壁の倍率・取付位置の記載はされていますが、「真壁納め」や「大壁納め」と言った言葉の記載はあまり見かけません。

真壁納めや入隅部に納める場合は、受材(30以上×40以上)が必要になります。受材の使用方向を間違えると、写真の様な施工になります。面材の釘は利いていません。柱に金物が取付くと仮定すると、ほとんどの大工さんは金物を優先して受材をカットしたり受材の向きを変更されてます。それは、建築基準法の違反になります。必要な位置に必要な壁が無い事で建物に歪みが生じ、内外装に影響を及ぼす危険性も含まれています。
設計図には、金物位置は記載されていても、柱のどの面に取り付けるかまでは記載されていません。予め予測が付く問題点を事前に押さえておく事で、工程もスムーズに進むのではないでしょうか?

職人さんが、一番嫌うことは、後戻りと手待ちの状況です。購入者は、出来て当たり前の見方をしています。僅かな気づきが職人さんへの厚い信頼を生みます。事前準備を心構えることで、職人さんを守る事に繋がります。品質向上は、見た目だけではありません。僅かな気づきが、職人さんを動かしそして信頼を生み出し、最後に購入者の信用を生むのではないでしょうか。今からでも遅くありませんので、進行中の現場の受材を確認してください。