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止水処理の考え方!

【コメント】

今回の品質を上げる為のスキルアップポイントは、配管貫通部の止水処理となります。
各工程の施工の中でも指摘率が非常に高い部分と考えます。
今や瑕疵保険適用No.1がこの防水工程となります。
実際に、お引渡し後、この部分の施工不備が原因と考えられ、クレームにまでなった報告があります。
そういったことを未然に防ぐ為にも今回も少し興味を持って見ていただければと思います。

それでは、まずこちらの写真をご覧ください。
ダクト廻りの止水処理ですが、問題があります。
赤い矢印の部分に防水シートの左右の重ね部分があり、そこに貫通部があります。
画像部分のダクト右側の止水処理は上側の防止シートにしか止水処理がされていませんので、
下側のシートには止水処理がありません。
このままの状態で、何らかの原因で継目部分から水が入った場合、
水は向かって右方向に移動します。
そして、そのまま止水処理の無い部分から躯体側へ浸水してしまいます。

次にこちらの画像です。
現場ではたまに見かける施工かと思います。
しかし、よく見ていただきますと、管と管の間に隙間が見受けられます。
これでは簡単に内部に浸水してしまいます。
抱き合わせの配管や配線は要注意となります。
今回の事例に共通することは、『無意識の施工』ということです。
一見、問題が無いように見えますが、よく見るとそこに問題が潜んでいます。
止水処理は水の流れ方をイメージしながら行うことがとても大切です。
ほんの少しの一手間、一工夫が未然に問題を防ぎます。
皆さんの現場、一度確認されてはいかがでしょうか。

各現場の裁量に住宅品質が委ねられていて、クレームやコスト増に悩まれているならまずはお電話、お問い合わせフォームよりご相談ください。