全ての要因が重なって・・・

ごく一般的に、ビス抜けや釘の打ち損じを経験や体験されている方はいらっしゃると思います。大半が、『金物』や『耐力面材』や『床合板』と言った建物に影響を及ぼす様な物に多いと思います。その部分に目を向ける事は、最小限大切な事だと思います。では、下の写真をご覧ください。

この写真は、タルキを留め付ける金物の写真ですが釘の打ち損じを確認する事が出来ると思います。写真を添付しておりませんが、同じ現場でタルキビスの釘抜けも(2ヶ所)確認しております。不備は職人にもありますが、原因は他にもあると思います。設計図を確認すると、軒桁と母屋の間隔(芯々)が≒40㎝程の間隔でした。現場で取付の際に機器等の大きさを考慮すれば、施工が不可能な間隔だったのではと感じます。すでに納材されていた為、写真の様な打ち損じ又ビスの打ち忘れが起きてしまったと推測されます。職人を擁護する訳ではありませんが、誰かが気づく事で人的ミスを事前に防ぐ事が可能だったと思います。

右の写真もタルキの留め付けをタルキビスで施工した写真になりますが工程上確認する事が困難な為、ここのビルダー様は社内ルールを定めて、目視可能にするため、タルキビスを施工した箇所に『目印』をつけておられます。万一、現場担当者様が立会い出来ない場合でも、抜けが無いような配慮をされておられます。社内ルールを定めた施工、又、現場への落しこみが出来た仕組みに『優良事例』だと思います。

左の写真も施工前に気づく事で金物変更を行えば、釘の打ち損じや釘抜けを事前に防げたと思います。買主は、『うちの家に限っては・・・』と思っています。木造住宅は、規格化された住宅ではありません。現場で施工されたものです。一人一人が注意を祓わない限り、完璧な住宅に近づけません。些細な事にも目を配り、少しでも『安心・安全』な住宅を提供しましょう。

安全対策への配慮の意識

 【コメント】

私たちNEXT STAGEは、ビルダー様の施工品質の安定と向上を具現化する為の
サポートをさせていただいておりますが、施工品質を上げるための大前提として、
「安全の意識」も欠かすことが出来ません。

写真は、吹き抜け部分の落下対策防止のネットが設置されています。
この物件は吹き抜けが多く、作業を行うために安全に対しての意識が見られる良い事例でした。
実際、私たち認定現場監査士も、監査中にヒヤリとしたりすることがあります。
特に、上向きでチェックを行っていたり、写真を撮影するときにカメラのファインダーを
のぞきながら撮影したりすることで、階段から足を踏み外したりしそうになることもあります。

現場の職人様と同様、我々も「安全第一」で日々現場監査を行っています。

原因の探求

主流は工場で事前にボルト穴等の加工がされていると思います。通常では考えにくい事です。何故、この様な事が起きたのか?梁の箱彫りと柱のボルト貫通部のズレが何故?起きたのか。起きた原因を追究していますか?そこを探求しない限り、同じ事の繰り返しになります。この事例は、ボルトが緩む事やボルト穴で左右の動きも考えられます。このような事態に遭遇すれば、皆さんはどう対処しますか?



木造住宅の仕口や継手は、一番の弱点です。一般住宅で金物等を使用する事が一般的です。そこで、人的ミスや加工ミスが起きる事もあると思います。起きてしまった事の是正改善は必要ですが、起こさない為の工夫や仕組みを一人で抱えるのではなく、会社全体で取り組む仕組み(システム)を考えてみては如何でしょうか。